MESSAGE     H19.11月分
No5      H19.11.29      ご夫婦で税金を食いモノにする時代に?
 昨日、香川県坂出市で起こったあの行方不明事件が、女性と2人のお孫さんの3名が遺体で発見という最悪のかたちになりました。と同時に、あの防衛省の接待疑惑は、守屋武昌氏と幸子夫人のご夫婦逮捕に至りました。仏滅のその日、忌まわしい事件が続いた一日でありました。
 守屋氏は、2度も国会で喚問されていたので逮捕されるのは理解できますが、職務権限を有しない奥さんまで逮捕されるとは驚きであります。ご夫婦で接待ゴルフを頻繁に受け、ことある度に金品を受け取っていたことは周知でありましたが、奥さんにも賄賂性が認定されるとなると相当影響力のあるご夫人ということなのでしょうか。
 最近、ある代議士から聞いた話では、守屋氏は相当奥さんが自慢のようで、偶然街中で出くわしたとき「私の妻は司葉子に似ている美人だからこれから私の家に来て見てみないか」と言って自宅に誘われたと開陳されていました。ご夫婦逮捕のニュースを聞いた瞬間、その話を思い出してしまいました。何れにしても、山田洋行への便宜供与の見返りとして夫婦で金品を受け取り、そして結託して便宜供与によって税金を食い物にするとは、前代未聞!・・・と思いきや、よく考えると、去年には私が身を置いていた神戸市議会でも、自民党議員の親子がともに贈賄で逮捕されていたのでした。いまの政治は地に落ちたものであります。
 この防衛省汚職、次は政治家がどのように関与したのかです。額賀財務大臣がいまやり玉に挙げられ、わけの分からないアリバイ証拠写真を出したり(出せば出すほど余計に怪しく感じてしまいます)、泥試合の様相を呈しておりますが、国民の大半は、額賀さんかどうかは別にして大物政治家の関与なくしてあり得ない事件だと思っています。今後の捜査に注目したいものです。
 このような暗い事件に隠れてしまっていますが、清々しいニュースが週明けに飛び込んできました。隣国のオーストラリアで11年振りに政権交代が起こったのです。50歳という油の乗りきったラット氏率いる労働党が、保守連合のハワード内閣を大差で破っての政権交代であります。このことによって、オーストラリアも来年にイラク派兵から撤退するようであり、今の世界の趨勢を映し出すような結果でありました。何よりも選挙を通じて政権が変わり、そのことによって国に活力が生まれることが素晴らしいことです。対岸のモデルにしたいものです。 
 それにしてもラットとは、ねずみ、来年の干支、そして私と同い年なのです。

No4    H19.11.16       底なしの政官業癒着体質に病理の深さを感じる。
 昨日、いま話題の守屋武昌前防衛事務次官の国会再喚問が行われました。今度は、民主党が多数を占める参議院での実施でしたので、さぞかし今までのうっ憤を晴らすとばかりに激しく攻撃するのかと思いきや、案外紳士的な淡々としたもので少し物足りなさを感じました。
 しかし、その中でも新たな、そして深刻な事実が明らかになりました。守屋氏本人の言葉から、例の「山田洋行元専務・宮崎元伸」氏との宴席に額賀福志郎財務大臣と久間章生元防衛大臣が同席したと実名を公表しました。既に噂で流れていたとはいえ、やっぱりかという落胆を拭いえません。実はこの2人、共通点が多くあります。ともに自民党大物議員として2度防衛大臣に就任し、過去に同じように不祥事の責任をとって辞任しています。そして、今回も同じように取引業者と宴席を持っています。もうここまできたら、何の倫理観も感じることができません。
 大臣には、閣議決定された「行動規範」というものがあり、その中で倫理の保持のため、「関係業者との接触に当たっては、供応接待を受けること等、国民の疑惑を招くような行為をしてはならない」と明記しています。さらに、「政治資金の調達を目的とする大規模なパティーは自粛する」となっています。在任中にお2人とも2000人規模のパティーを開催しているそうであり、もう意図的な規範違反行為としか思えません。なおかつ、額賀議員は、現職の財務大臣であり、次期総理候補とも言われている大先生なのであります。この国はいったいどうなっているのでしょうか。
 ある企業や団体が自分の商売が上手くいくように役人や政治家に擦り寄る、そして役人と政治家が結託してそれを実現させる、そしてその見返りとして金品等の供与を受ける。そこには、必ず自分のお金でない税金の無駄使いが発生し、いつもまじめな国民が犠牲になっているのであります。政官業の癒着と言われるこの悪しき体質、いつまで同じことを繰り返すのでしょうか。
 国民の生命と財産を守ることを本務とする防衛省、自衛隊の隊員は「事に臨んでは危険を顧みず、身を持って責務の完遂に努め、もって国民の負託にこたえることを期す!」と宣言しています。それだけ高潔で高尚であるべき部局で起こった恥ずべき不祥事に、問題の根の深さをあらためて思い知らされました。
 やっぱり、「政権交代でしか、日本の政治変わらない」のであります。

No3      H19.11.02      いまこそ「生活が第一」の政治を!
 11月10日の臨時国会会期末を控え、政界ではいろいろな駆け引きが繰り広げられています。その典型的出来事が昨日起こりました。2回目の福田総理と小沢代表の党首会談で、福田首相から「民主党との連立」を提案されたとのことでした。何のポリシーもない大連立に唖然とするばかりです。
 いったいなぜ、このタイミングで福田総理は「大連立の提案」などをするのでしょうか。夏の参議院選挙で大敗北を喫して、恥も外見もなくクリンチ戦法を繰り広げた矢先に、今度は偽装結婚作戦に打って出ました。この作戦の狙いは、「大連立が実現すれば、何の苦労もなく政権維持ができライバルの去勢も図れる。拒否されれば、これだけ与党が歩み寄っているのにテロ特措法等の責任を放棄しようとしていると民主党非難の材料にできる」とういことではないでしょうか。何とせこい政党なのでしょうか。実は、大連立の話は今回が初めてではないのです。2年前も、当時の小泉総理が側近を通じて前原代表(当時)に打診しています。所詮、政権維持だけを目的とした揺さぶりなのです。連立をして一番助かるのは他ならぬ自民党で、一番割を喰うのは間違いなく国民であります。
 参議院の与野党逆転によって、日本でも政権交代がなされる可能性が、戦後はじめて高まっています。民主主義の利点は、政党間の「有意の差異」にあります。政策を構成する考え方や政策そのものの差異によって、国民はより良い政治をしてくれると思われる政党に一票を投じ、そのことによって政権交代がなされるのです。国民の意志を無視し、自民党の延命を許すような提案は考える余地もなく、持ち帰る価値もないものです。
 いま原油がどんどん値上げされています。今年の初めに1バーレル50ドルを超えたと大騒ぎしていたのに今は100ドル超えも時間の問題になっています。お陰でガソリンは150円を超えてしまいました。小麦も1ブッシェルが3ドル程度だったものが9ドルと3倍です。この原因がアメリカを中心としたマネーゲームによるところが多いという事情を考えると、食料とエネルギーを海外に依存しているわが国にとって、生活がかかった大変重要な政治課題です。「生活が第一!」を掲げる民主党は、密室の揺さぶりなんかに振り回されず、しっかり王道を歩むべきときです。
    政権交代でしか日本の政治は変わらない! 

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